緊張型頭痛(2):慢性緊張型頭痛

緊張型頭痛にはその頻度によって下記のように名称が異なります.

 

1ヶ月に1回未満(年間12日未満)→稀発反復性緊張型頭痛

1ヶ月に1-14日→頻発反復性緊張型頭痛

1ヶ月に15日以上→慢性緊張型頭痛

 

慢性緊張型頭痛は「3ヶ月を超えて」という条件が付きます.

 

前回のブログでも書きましたように,緊張型頭痛はそこまで日常生活に支障がないため医療機関を受診することことはあまりないのですが,慢性緊張型頭痛は異なります.

 

慢性緊張型頭痛は100人につき約1.5人いらっしゃるという統計があり,そのうち約4割の方は日常生活に支障をきたしているとのことです.

 

そのため,慢性緊張型頭痛だけは医療機関への受診率が73%とかなり高く,お困りの方が多いことがわかります.

 

一般的には緊張型頭痛では対症療法だけでも有効な場合が多いのですが,慢性緊張型頭痛には予防療法が必要な場合が多いため,お困りの方はご相談ください.

2021年04月13日