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緊張型頭痛(3):緊張型頭痛の背景

緊張型頭痛の背景には

 

①運動不足

②悪い姿勢(パソコン業務,手芸などの手先を使う作業)

③強いストレスや不安などの心理的要因

 

が存在していることが多いです.

 

肩こりを持っていることも多いですが,肩こりを自覚できない場合でも自分で触れる部分としては,こめかみ,首と後頭部の境目を押すと鈍い痛みがある場合が多いです.

 

ただし,この肩こりや押すと痛む部分があるからといって短絡的に緊張型頭痛と決めつけてはいけません.

 

片頭痛でも認めることがありますし,他の頭痛に緊張型頭痛が合併していることもあるからです.

 

また,以下の様な病気を持っていると緊張型頭痛を起こしやすい場合があります.

 

整形外科:頸椎症,むちうち症の既往,腰痛,膝痛

歯科口腔外科:虫歯,歯肉炎,親知らず,噛み合わせが悪い,顎関節症,歯ぎしり

眼科:遠視,近視,合っていない眼鏡

耳鼻咽喉科:副鼻腔炎,難聴

心療内科:うつ状態,不安神経症,不眠症

 

これらの病気をお持ちの方はその病気を治療することが頭痛の改善につながる可能性もありますので,専門の医療機関を受診してみてください.

 

ご自身では自分の頭痛がどの頭痛に当てはまるかわからない場合もあるとは思いますので,いつでもお気軽にご相談ください.

2021年04月19日